2016年6月26日日曜日

梅雨のトンネル、奇跡のバナナ。

 久しぶりの晴れになりそうです。梅雨の雨はトンネルのようにどこまでかな、いつまでかな、と不安にさせますが、朝から晴れる、きょうは何でもできる、テンションがあがります。
 子どもたちを川に連れて行きたいな、クワガタも捕まえたい、草刈や、夏野菜の世話もしようか、
そんなことを考えていました。


 朝の新聞配達はその日の仕事の段取りをする大切な時間ですが、今日はすばらしいできごとがありました。
 雨も止みのん気に走っていました。晴れは今日一日なのでクワガタ探しは、わなを仕掛けよう、昨日あおばとそんな話で作戦を立てていました。昼にわなを仕掛けて夜に懐中電灯で捕まえに行くのです。そうか、ではなんとかバナナを入手しなければ、みついに買いに行こうか、久永屋のそう君にもらおうか、黒砂糖にするか、腐ったやつが最高なのに、そんなことを考えながら沢津野を抜ける曲がり道、道の真ん中に段ボール箱が落ちていました。危ないじゃないか、箱の周りに黒いものが散乱しています、汚いな、死骸かな、車を止めて確認しようと、えっ、なにこれ、 腐ったバナナ、道の真ん中に腐ったバナナが落ちていました。箱ごと。置かれていました。食べ切れなかった支援物資、処分に困ったものでしょうか。まるでさぁ、どうぞと手渡しをされたような驚き。クワガタの罠にバナナ。腐ったバナナ。杖をついた白いひげの神さまが目の前にいるようです。意味がわかりませんが、早起きするとそんな良い事もあるものです。奇跡と呼ぼう。薄暗い朝、腐ったバナナをボクは最高の笑顔で拾い集めました。
 今日は晴れ、仕事は最小にして、子どもたちと遊ぶことにしましょう。

きょうの晴れをみんなどんなに楽しみにしているでしょう。

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