地区のため池の共同作業。泥やオオカナダモ?を取り除きます。今年は地震がありましたが、無事に皆稲刈りまでたどり着き、ホッとしています。ため池が無事だったことはほんとうによかったと思います。
湧水の湧き口が三ヶ所あるようです。
一日仕事でしたが作業の後、フキ子がずっと見たがって、約束していた「君の名は。」を見ようとフキコと二人、2時間かけて山を降り、映画館に行きました。
「君の名は。」よかったです。映画を観るのは好きですが、ここ数年、ほとんど見ていません。映画は特に映画館で観ると、いい体験ですね。「君の名は。」は現実や夢、時間や、場所、主人公たち、様々な入れ替わりが大きなテーまですが、観る方だって、わざわざ出かけるわけだから、そのなかで意識はしませんが、自分の生活や、出来事を思い出しながら観ます。昔の自分や、今の生活、出来事出会いを思い出したり、忘れたナーと思ったり、そのときどきに、言ってみれば入れ替わって、観ています。「君の名は。」はそんなひとりひとりの思いと上手く重なって、映画としてとても大きな物語になっているように感じました。きっとみるひとそれぞれにいろんな感想があると思います。どんな話かは、見てのお楽しみですね。
フキコと二人で映画を観るのは初めてですが、もしかしたら最後かもしれませんが、ボクはフキ子がこれからどんな風に、誰と、何と、どんな時間のなかを入れ替わって、出会っていくのか、「君の名は。」の主人公のように思春期を過ごすのか、なんとかがんばれ、と思いました。映画館の待合席で、楽しげな高校生の制服姿を見て、「やっぱりブレザーがいいな」とか、「制服で高校を選ぼうかな」といってみたり。ボクなんかフキコの進路よくわからないので、「どの制服がどの高校か間違えるなよ」ということくらい。でもフキコは間違いなく、この映画の「君の名は。」の主人公たちみたいにいろいろな経験をするでしょう。しているでしょう。そしてこれからも夢や現実、映画やマンガも仕事も、過去や未来、自分や他人、友人、 いろいろなことが実は時に、等価なんだと、つながっているんだ、と実感しながら、あるいは信じながら成長して欲しい、と思いました。
夜、復旧工事の片側通行を抜けて、山を越えてくるとき阿蘇の町並みを見下ろせば、ほんとうに映画の中を生きているようにも思いました。
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