2019年12月23日月曜日


ぽっこのおひさまの家のクリスマス会がありました。冬至でした。
このクリスマス会は小さなともし火。小さな子どもたちは蜜蝋で、自分のろうそくを作ります。 人形劇、ライアーのコンサート。夕暮れの時刻、農場は静かに暗くなっていきます。子どもたちはリンゴにのせたろうそくを両手でつつみ、歩き始めます。真っ暗闇のなかをろうそくの灯火を見つめながら歩きます。ひとりひとりが順番にろうそくを置くと、光の渦が現れます。渦の中を進み、そして戻ってきます。
今年はちょうど冬至に重なりました。
皆さまの一年はどのような一年でしたか。楽しいこと、苦しいこと、悲しいこと、うれしいこと、ほんとうに渦のように過ぎていきました。
ボクはといえば、自分の一歩一歩はどうだったのでしょう、うまく歩けたのかな。










  ビニールハウスの中で、みんなの笑い声、ライアーの音、そして雨の音をきていると、ちょうどいい感じの雨音がぽつぽつぽつぽつ、黒いハウスのバンドを伝って流れていきます。トク、トク、トク、トク、っとバンドに沿って流れて行く雨だれがなんだか、血管のようだな、血液のようだな、と思い、自分のからだの血の巡りを思い浮かべて、内臓のつながりを思い浮かべて、そしてやがて雨も、ハウスも、農場も、ビニールひもも、鉄のパイプも、電球も、生きてるみたいだなと思う。そうするともう、これはどうにもおかしいような、かなしいような、不思議な気持ちになりました。


追記

 ビニールの線 脈を打つ 冬の雨
 鈍色の線脈打てば冬の雨
 
ボクは俳句農法の独自研究をしていますが、来年もコンスタントに、たとえへんてこでも、俳句を作りたいと思います。脈打てば、のがいいかな、仲間募集中。

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