2026年1月29日木曜日




阿蘇の「ふさ切り大根」(練習!)








 これを吊るして紐のように乾かします。

2026年1月28日水曜日


これは阿蘇の「ふさ切り大根」。大根を蛇腹状に切って干す保存食。道の駅などでときどき見かけます。
干し野菜の魅力は

味が美味しい。栄養が凝縮したり、甘みが増したり。失われる栄養もある。

もったいない精神、生産者も旬の時期にたくさん育てて、生鮮野菜を保存出来る。常温で保存出来るのでエコ。

野菜不足を補える。一人暮らしや子供の食事に、干し野菜のふりかけなど。非常食やアウトドアにも利用できる。

一番の魅力は、「おもかげ」を楽しむ精神の豊かさ。野菜の命を大切にし、乾燥野菜を料理し食べる時に、その野菜、大根なら大根の風味を感じ、思い浮かべる。保存した時間を、季節を超えて、大根と再会する。野菜の生育過程、その育つ季節の日々を追体験する。
おいしい、という感覚の中に豊かさが広がる。










 

先日の雪




 

2026年1月23日金曜日


 メモ。なにかが湧いてくる気がする。生活は実際、たくさんの情報にまみれて、政治や社会の状況も含めて、日々営まれる。そのなかでピントくるアイデアを実践する。これは農家に限らずに現場を持っている人のアドバンテージかもしれない。アイデアが即実践できる。
 どうやって生活するか、どんな仕事、経済、地域、人のつながり、複雑な条件の中で今も一人一人が自分も含めてそれなりに一生懸命生きているというのはなかなかのミラクル。それが自由な意思の選択であるかはとりあえず置いておいて、アイデアが実践できるというのは幸運な状況。農家にはそれなりにどんな挑戦をするか、毎年毎年季節のめぐりの中で、そんな今年のチャレンジにこころが踊るチャンスがある。
 たのくろ農園では、農園を初めて20年を過ぎて、いつも微妙に変化成長しているのだけれど、自分の経験、思考、自分の年齢(52才)も相まって、いい感じのアイデアが浮かんできた。
 次の目標は「干し野菜」の商品化、事業化(小さな手仕事化)だ。
 これはいけるのではないだろうか。
 20年の経験で大体自分が自分の考えやペースで生産できる作物の量も、種類も、販路もわかってきた。そしてその中でフードロスになる作物があることもわかっている。このフードロスになる部分をうまく活用して、経済にできれば、これからの10年、20年の生活が明るくなってくるような気がする。
 自然のリズムに合わせた農業では、たのくろ農園では今まではできるだけ端境期をなくして、一年中出荷かができるように工夫してきた。その結果、一部の作型では無理をしたことが悪影響になって無駄な仕事が増えたり、いわゆる害虫を大量に発生させたり、連作のやりくりに苦労した。虫除けネットやビニールマルチの資材も随分買った。
 たとえば秋に少しでも早く小松菜や大根を出荷しようと暑い時期に種まきをすることで、虫除けネットを大量に使用したり、灌水作業に追われたり、本来の野菜ではないものが出来上がった。経済的にも労力や資材費を払うまでにならない。たとえばその時期に夏野菜を乾燥させる作業ができれば、ナスやピーマン、ミニトマト、バジル、ツルムラサキなどの余剰、残りを乾燥加工して、保存する。そういう作業に当てれば、端境期の収入減をカバーするかもしれない。
 たとえば春の野菜を少しでも早く出荷しようとして、ビニールハウスやマルチを多用する。そのことで得られるもの、収入を、冬野菜の乾燥、干し野菜として保存、出荷できればより自然のリズムに合った理想の農業ができる。
 自然のリズムを利用する農業というのは農家ひとそれぞれいろいろな考え方がある。冬にトマトやナスを出荷する人も、何らかの考えの中でそういう自然との関わりをしている。それを否定しない。それぞれが自分の営農スタイルを探して行くのが農業の醍醐味だ。
 今のたのくろ農園が理想としているのは、季節に合わせて、旬の時に作り、野菜を育てるだけではなく、その野菜を保存し、さらに調理する。その「生活を基盤にした知恵」の活用だ。
 これからの時代には「情報」の時代から「知恵」の時代への大きな転換がくると思う。様々な知識を組み上げ人間の欲求に合わせてデザインされた商品から、人間と自然、社会が共生する知恵が商品、経済の中心にくると思う。中心には来なくても、そういう知恵の商品が売れると思う。
 干し野菜の商品化はいろいろな課題がある。もう切り干し大根は商品化している。その課題も解決して行くことは可能だ。なぜなら知恵の商品は基本的にオープンだから。干し野菜の知恵の保存されている場所は今まだ日本中、世界中の小規模の農家の菜園に残されている。近所の経験ある農業者、意欲的な移住者たちが実践している。オープンである。誰もが真似できる。大きな資本もいらない。開かれている。ただ、オープンで真似できるものがが売れるのだろうか。誰でも作れるものが売れるのだろうか。そういう心配もあるかもしれない。それは心配無用。なぜならたのくろ農園の野菜や卵が売れているのだから。誰でもできる技術、誰でもできる資材、身の回りの材料で生産する、そういう野菜は有機的な野菜として共有される。その共有の仕組みは市場経済とは違う原動力で駆動している。
 「干し野菜」は食卓にもささやかな良い影響を与えるかもしれない。
 美味しい。美しい。生野菜とは違った味わいがある。干し野菜を使った料理自体が楽しいものとして受け入れられている。
 さらに、生野菜への依存を減らすと、また違う世界が広がる。多少の手間が発生するけれど、たとえばお湯で10分かん野菜を戻すとか、生野菜は傷みやすい。冷蔵庫に入れて保存する。スーパーマーケットなどの流通に依存している。日本の社会でそういう便利な文明から完全に離れることは難しく、離れることにそれほど意味もないかもしれないが、もう一つの方法、生野菜と干し野菜というもう一つの選択肢を体験すると、心に余裕が生まれるのではないか。これは生産者も同じである。できたレタスをすぐに売らなければいけない。キュウリもすぐに売らなくてはいけない。売り切れないものは無駄になる。そういう気持ちが多少救われて行く可能性がある。
 まだ書き続けるけれど、きっと干し野菜のような知恵のある商品で世の中に貢献しよう。それが今の社会、今の世界に対するたのくろ農園としての作戦(のひとつ)だ。
 
 






 

2026年1月22日木曜日

真冬の出荷は大変。一日中野菜が畑で凍っている。いつ収穫するか、週間天気予報とにらめっこしながらタイミングよく収穫、出荷。



 

 ところで選挙があるようです。日本や世界の行く末に不安が広がります。でも生活する者は生活でその意思を示しましょう。日々の暮らしを心を震わせながら送る。その力が巡り巡ってきっといい世界になる。身近な人と声をかけあって体を動かそう。

 そこから考えても「干し野菜」の商品化、これが世の中のためにもなるし、お金にもなるんじゃないの。

2026年1月21日水曜日

大寒の寒卵


皆さんはいい1日でしたか?


tamron 24mmf2.5、気に入った。