2015年11月7日土曜日

稲刈り。

 普通の田んぼと様子がちがいます。イノシシに入られたこの田んぼはイネがべったりと倒れ、実もほとんど無い。今年はイノシシが入り、慌てて電気柵を張りましたが、みるみる稲が倒され、僕はうまく対応できずに悔いの残る結果になりました。
 機械も入れずにどうしようかと、手刈りをはじめましたがほとんどあきらめかけていました。ぽっこに来た農業実習の中学生のみんなが手伝ってくれました。黙々と、やがて楽しげに、まるまる一日、一生懸命に刈ってくれました。ボクはまさかこんな体験ができるとは、胃の痛くなるような、逃げ出したいような状況が一転、来年こそしっかりやろうと 前を向くことができました。中学生のみんなにもいま自分がこう思っていると伝えることができました。お店に並ぶ農産物の裏には必ず失敗があると思います。人知れず、捨てられ、耕されそれでもやっぱり農家は仕事を続けていきます。農業に限らずみなさまのほとんどの仕事も多くの失敗の上に結晶のような結果があるのでしょう。今回はそんな失敗を中学生たちに助けてもらいました。

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