2018年10月26日金曜日
10月21日、ぽっこにて。
バイオダイナミック農業講座。(個人的メモ)
アブラナ科植物の観察を通して。
502、503番の調剤について。
BDの農業講座では、言葉は、いくつもの種類の異なる化学、芸術、詩、日常の糸のようで、それらが少しずつ折り重なり、布のように、鳥の巣のように、かたちをつくる。ところが面白い。
手がかりは言葉であるけれども、やっぱり肝心なものは、日ごろの体験かな。農作業だけでなく、食事、料理、芸術、なんでも。
今回はアブラナ科、(Brassicaceae)。十字花科(Cruciferae)と呼ばれる、植物の家族の観察でした。野菜でいえば大根や、カブ、小松菜、キャベツ。植物ではナズナ、ドニーさんはペンペン草の言い方を好む。の仲間が有名だそうです。日本ではアブラナ科の雑草は少ないけれど、ヨーロッパではほんとに多いそう。
名前のように、花びらを4枚、十字のように広げ、花を咲かせながらさらに成長し、次々と花を咲かせます。菜の花。そのような花の形、花びらの形は、水星のリズムに合わせるようだといいます。水星は太陽の周りを約88日で一周、地球から見れば、一年に3回、ループして見えます。水星の見えを観察すると、4というパターンが現れるという。アブラナ科の植物は水星の動きと関係がある、あるいは、水星の動きから得られる4というパターンをかたちとして体現している、と考えられる…。
特徴は、果肉をもたず、種になる。毒を持たない。生命力がとても強い。
一番の大きな特徴はアブラナ科の植物は、その体内で硫黄、Sが多い、イオウと結びついたたんぱく質が種子にも、葉にも、特徴的に現れる。大根の葉も、キャベツも、ピリッとします。キャベツの腐ったときの畑の匂いもすごい。高菜の種で、マスタード。阿蘇の名産品。からし菜。イオウは、たとえば炭素、Cと比べて生体内で、活動的、(霊的)に振舞う。ss結合によってタンパク質をかたちつくる。
錬金術では硫黄ー水銀ー塩、の宇宙的、地球的連関、種子ー葉ー根、への対応が知られている。
続いてアブラナ科の栽培、種採り、防虫について
キャベツ、イベリア半島の海岸付近に原種。
阿蘇高菜の風味
植物体が吸収できる硫黄は、硫酸イオンのかたちである。有機態硫黄は動植物の遺体、微生物、腐植に含まれる。有機物の分解に伴い無機化され、硫酸イオンとして放出される。
無機鉱物態の硫黄は風化崩壊に伴い、酸素と反応して硫酸イオンを生成。硫化鉱物の風化は非常に緩慢。植物への硫黄供給源としては限定的。
一部の硫酸イオンが酸素欠乏の環境に於いて硫化水素に還元され、鉄などと反応して硫化物を生成することもある。
硫黄は植物の必須元素であるが、その生理作用はさまざま。硫黄は含硫黄アミノ酸及び含硫黄有機化合物の構成元素。タンパク質、ビタミン(B1、B7)、脂質の生体物質の合成に欠かせない。また相当量、イオンのかたちで存在し、酵素活性調節、電子伝達、酸化還元調節、外敵忌避などなど。多種多様。
火山温泉、阿蘇の土壌環境は放出された硫酸イオウを吸着、保持する力が強い。阿蘇のタカナの風味、高菜の種からできるマスタードの風味が良いのはその影響もあるのでは。
防虫に関しては防虫ネットの利用、転作が有効。ダイコンサルハムシ。BD防虫忌避剤の紹介、質問。
などなど。
つづいて502番、503番の調剤について。コロイドとは。 (つづく)
以上、忘れないうちに。
結局、ドニーさんのいろいろな話、参加者の貴重な話、をききながら、子供たちが好きだった昔話、「屁ひり女房」のおなら(引き屁)で大根を収穫する話、あれもアブラナ科と硫黄の臭いのくさい話だったナーと、ぼんやり考えてしまいました。
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