南阿蘇鉄道、地域の区間は地震の後もう6年ほど不通です。その間も地区の農家で草刈りを続けています。自分たちの隣接する農地の草刈りと、鉄道の敷地一緒に作業します。どこからどこまでが自分たちの管理、責任と、はっきり分けることをしません。
できるだけきれいにしたい、できるだけ害獣被害を減らしたり、気持ちよく作業したいという気持ちです。風景を守るというのは地味な作業の継続です。
17、8人の地域の組合員で共同作業です。40代から90代まで。来たれ若者。
害獣防止フェンスの蔓も外します。
鉄道は地域の農地を分けもするし、生活を繋いでもくれます。深い関係があります。
田んぼから見る長陽駅、烏帽子岳。
朝8時から、この日は結局夕方4時過ぎまで作業でした。
共同体、コミュニティー、人は一人のなかに複雑ないくつものコミュニティの属性がありますが、その中で、暮らしを支え合い、学び合う、認め合う、という点では、地域の農家のつながりほど強いものはありません。年齢も、考え方も、生活もそれぞれですが、難しいところもありますが、皆誰がどんな人か、作業を通じて、本当によく知り合っています。その一点で、一番信頼できるコミュニティーです。
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