たのくろ栽培というのは、畔の草の循環。
畔の草を刈って、畑に運ぶ。そのシンプルさはかなりのもの。ひと昔前は当たり前に利用していた畔の草、道端の草。草原の草。経済合理主義の時代には見向きもされなくなった作業です。しかしその草の豊かさは無限。多種多様な草、土地の草。草はやがて土に還って野菜に吸収されるでしょう。地域の水、地域の草で育った野菜。たのくろ野菜。
ご満悦。
この作業を毎日繰り返す。草刈り30分。草運び1時間。最初はこんなことしているよりも野菜の収穫、出荷をしなくては!と焦るかもしれませんが、ここで焦ってはいけません。最終的に自分にとってのほんものの野菜を出荷しなくてはどんな野菜づくりも長続きしないでしょう。のんびりとたのくろ農法。区画整理された畑では畔が足りないので、もうすぐ地域の畦を美化作業がてら草刈りするでしょう。それがほんとうの公共事業。税金払うより、みんなで畔の草を循環させる方が自分たちのためになるかもしれません。
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