2024年のスタートです。
生きることと死ぬことは完全に同じことだと思います。同じではないかもしれませんが、等価、同じものの二つの面、だと思います。
畑の野菜を見れば、成長しながら枯れていく生きものの姿です。ピカピカの青々とした姿は一瞬のもの、農業をしていて一番の醍醐味は、そのようなピカピカの品物としての野菜ではなく、生きものとしての野菜を経験できるところかもしれません。
たのくろの野菜パックには品物としてギリギリの、土付きの、根っこ付きの、不揃いのもの、枯れて行くものもお届けしたい。そこから自分が体験している一番の野菜の姿を感じて欲しい。そう思います。現代の経済の仕組みの中で、「野菜」の「生産者」としては間違いだと思いますが、割り切れない何か、言葉やお金に変換、換算できない何かがなければ、それを探求する自分の意味はないと思います。
地震だろうが、事故だろうが、火事だろうが、生きて、呼吸し、生きものとして人間以外のたくさんのものと、交流し、交換し、食べて、食べられて、死んで土になる以外に、何もすることはない。ただ、励ましあって、喜びあって、悲しんで、食べて、呼吸し、あらゆる細菌、ウイルス、肉体、精神、情報を、、無限に交換、交歓し続けて行く以外、何もない。
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