育苗ハウスのなかは暖かく、発芽した種から、双葉が広がる。
やがて本葉が伸びる。
小さな種を小さな土の上に蒔き、ポットに広げ、畑に植える。種は小さいけれど、野菜が育つには大きな畑が必要で、大きな自然が必要。
小さな泥濘に、産みつけられたカエルの卵。今朝雨が降ったかよかったからものの、干上がる寸前でした。
種と卵、似ています。農業には、種子は宇宙の似姿です、という言葉があります。種子の中で宇宙が自らその歴史を繰り返しながら広がっていく。時間とはそういうもの。
種や卵ばかりではなく、心も、そういう宇宙の劇が演じられる舞台だそう。果たしてそういう自由はまだまだ手の届かないところにありそう。
でも農業ならば、頭より、手作業で、からだでそういう神秘が体験できます。最後には料理して食べるまで楽しめます。
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