今からの野菜は、面白い。美味しい。
生きている野菜は少しずつかたちを変えて行きます。ゲーテは変態、メタモルフォーゼといったそう。種から、葉を広げ、花を咲かせ、実を結ぶ。たくさんの野菜の種類には、ホウレンソウならホウレンソウの、チンゲンサイなら、チンゲンサイの、大根なら大根の形と変化があります。
これからは春になり、変化の季節。
いってみれば野菜から、植物へ。野菜としてはお気に入らないかもしれません…。でも、年間通してのたのくろの皆様は、そういう変化も知っている、面白がっていただいています。
ですので、張りきって収穫、袋詰めします。ギリギリまで。

野菜から植物へ、はきっと命の、生きていくという気合の姿。その味、美味しいですよね。

大浦ゴボウ、柔らかい、味のしみこむゴボウです。新聞紙には伊藤比呂美さん、寂聴さん、がいます。

いつだってこのくらいを、みんなで分け合っています。

下仁田ネギ、トウ立ちの早い下仁田ネギから最後の一ヶ月の出荷をしていきます。

こちらホラホーさん、ご指名のサラダからし菜。ピリッとマスタード風味はきっと、美味しいポークと合わせるらしい…。

山東菜、白菜の一種です。今年は暖冬だったのでたくさん蒔いていて幸運。もうすぐ美味しい菜の花が、咲きます。

たくさん箱詰めしますから、みなさま、どんどん注文くださーい


納屋で作業、宮沢賢治の詩、「高原」が聞こえる、

うみだべかとおらおもたれど　やっぱりひかるやまだたぢゃい
　ほう　かみけかぜふけば　ししおどりだぢゃい

懐かしい、おまじない、おまじない。