野菜から、植物へ。
規格品に囲まれたボクたちの生活では、規格品を安定して作ることが、品質だ、という考え方をします。農業も同じです。同じ形、同じ重さ、同じ色。
料理も同じように、同じ量、同じ味、同じメニュー。でも、実際の生活は、そこからだいぶはみ出します。ボクたちだって、いつも同じではない。みんな感じているし、知っている。経済だって同じかもしれません。100円は100円。1万円は1万円。でも、暮らしの中では、現金でないやり取りだってたくさんあります。もらったり、あげたり。交換したり。手伝ったり。損したり、得したり。満足したり、喜んだり。こちらのほうが大きな経済かもしれません。
春になって、畑の周りを見渡せば、虫も、鳥も、タヌキも、鹿も、イノシシも。キジも、ウグイスも、何か食べて生きている。野菜も春には、これから人のものから、自然のものになっていくのかもしれません。
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