雷と、虹。
今日暑くて、子どもとアイスを買いに集落の商店に行く。
店主、やおいかん、生活が、おれらが、まびかるるばんになってしまったよ、と。
間引かれる、という言葉をこんな形で聞くと、せつない、地域の生活が脅かされるようで、重い。現状に対し腹底憤怒めく。
間引くと言う言葉、学生時代、民俗学の言葉として記憶しました。苦しい生活の言葉だと教えられました。飢饉などの際に家族の命を線引きする、生きるためのやむにやまれぬ言葉でした。そのときはゆめゆめ自分がそんな状況に、現実に居合わせるとは、思いもしませんでした。
言葉が、本来、その背後に生活や生命を担ってあるということに、震えます。何気ない会話の中に、そういう言葉が混じると、ビクッとします。間引かれる。自分はなかなかそういうふうには話せません。やおいかん、ほんなこつ、おれらが、まびかるるばんに、なってしまった、と。
なかなか、一日一日が、長め。
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