2020年3月30日月曜日



たんぽぽのわたあめにぬれひとやすみ

人待ちてたんぽぽの絮雨に濡れ

たんぽぽの絮濡れるまま午後の雨

タンポポの絮濡れるまま絮のまま

タンポポの絮の静かな雨のなか

たんぽぽの絮に沁みこむ雨のおと

うーん

2020年3月28日土曜日

2020年3月26日木曜日



こちらも爆発的に発芽し始めたハウスの育苗。 小さな種から、ポットの腐葉土。そして畑へと広がっていきます。





もうすぐ畑へ。 農業は生命現象の、収縮と拡散を分かち合う技術。種から畑、食べものを通して人間の生活に広がっていきます。そして花が咲き種になる。土に返る。冬から春へ、夏、秋へ。季節はたましいのように発露します。同じ爆発でも、けっして戦争ではありません。生きていく技術なのでもちろん経済的な切実さもあります。システムもあります。けれど生物の多様性、生と死を受けて営まなければ持続することはできません。ゴールは戦争に勝つことではなく、自分の考えですが、分かち合うことです。




春の夕暮れ、たのくろ農園。と南郷谷、外輪山。


烏帽子岳。今日も少し降灰あり。ぽっこわぱ。


二日連続のスターリンクをギリギリで写した、北の星空。

2020年3月18日水曜日



月と惑星が集合しています。火星、木星、土星。


惑星の列なす空の揚雲雀


 おてんとさん、今年度最後のはたけの時間。たのくろ農園の片隅の、ちいさなはたけですが、こどもたちの足跡のたくさん残るすてきな畑です。
  土に触れ、太陽の下で、こころを伸ばす。植物も、人間も、まったく同じです。たとえではなく、ほんとうに同じなのです。大人だけではなくて、子どもたちと一緒に作業するとはっきりわかります。









玉ねぎの草とりをして、ジャガイモ植えました。




2020年3月17日火曜日


夕方、あおばと庭先テニスをしていたら、波のような雲。


すごい速さで空を横切っていきました。



はじめてみました。

2020年3月16日月曜日


木蓮、近所ですが、少し高い場所から木蓮の見えるこの場所がお気に入り。

木蓮の花は少しつめたい空気に似合います。もう少し北の、中国が自生地だそう。
李良枝の「木蓮に寄せて」という詩がありました。サルプリと白い衣装は木蓮のよう。また読んでみよう。
 明日の朝、霜が降りないといい。

2020年3月15日日曜日


きのう、長女が中学を卒業しました。

2週間前から休校になり、久しぶりの学校。うれしそうでした。

 休校になって数日後、朝の食卓でそれまで笑顔だったフキ子が突然涙ぐみました。

「どうした?」と動揺するボク。
「しらない、悲しい。」泣きそうになりながら、笑いそうになりなりながら、涙をがまんしようとしているフキ。
「友達に会いたい?学校へ行きたい?、困ったね」と声をかけるのが精一杯。
「だって、もう卒業しか残っていない、みんなに会うのも、学校行くのも」と。

学校が休校になり、最初ぼくとしては、休みでよかったねー、くらいの感じでしたが、子どもたちは、それぞれに日常があるように、一人の人間として世界とかかわり、全身で生きているので、「休校、自宅待機」はなかなかきつい時間です。大人は、感染の拡大防止という行動を、説明もなく子どもに押し付けました。説明しなかったのは、「未知のウィルス」のせいではなくて、面子や、自分の保身のためでしょう。テレビは、オリンピックとパンデミックのエンドレスリフレイン。聖火リレーと感染者マップが日々更新されていきます。

「3年間で一番楽しかったのは?」と聞くと、
うれしそうに「3年の合唱コンクール」とこたえます。
「でも今は、
日々かな、あたりまえの時間、普通に学校に行ってたときかな、わからない」

休校中に鬱々としたふきこが、合唱コンクールの動画が見たい、といいました。ボクの安いスマホの小さな動画です。ボクはだいぶ前に削除してしまったので、また動揺して、 「ちょっと探してみる」、というボクを疑うような目でみている。やがて「あれ、クラウドにもないなー、おかしいなー」と取り繕うぼくを、少しさみしげに一瞥。
まぁ、そんなもんだろう。しょうがなし。やがておたがいにあきらめ。
 卒業式の日、自分のスマホを手に入れたフキ子はたくさん友だちの写真を撮ってきたようです。

《慰めに「勉強など」と人は言う その勉強がしたかったのです》 鳥居

ボクはぼーっとこの短歌を思い出しています・・・。


フキ子はどんな時間を過ごしてきたのか、これから過ごすのか、もうずいぶんわからなくなりました。もともとわかっていなかったかもしれません。でもそれはそれでしょうがない。反省。
とにかくもう

おめでとう、しかかける言葉がありません。



火星、木星、土星。いて座と、山羊座の間くらい。
さそり座の月。少しずつ細くなります。