2015年2月28日土曜日

小さな苗が育っています。






育苗ハウスの中では小さな苗が少しずつ大きくなっています。 三月の後半には畑に出て行くでしょう。野菜は畑に直接種をまくことも多いですが、苗を育てて植え替えていくこともあります。人間でいえば育苗ハウスはお腹の中、子宮の中のような感じでしょうか。子宮は完全な自然ですが、育苗ハウスは温度、湿度、土の養分、試行錯誤のバタバタです。うまく大きくなって欲しい、外の気温と中の気温が同じになった頃、野菜の苗を送り出していくことが理想です。季節の中で野菜を育てますが、春を先取りして、夏を先取りして、季節をズラしながら野菜を育てることも農業です。人が自然にかかわっていくことは難しいことですが、自然の変化を実感しながら仕事ができることは幸せなことです。

2015年2月20日金曜日

地響き

阿蘇山は噴火の爆音が響いています。噴煙は普段より少なく、白く、水蒸気が多い様子です。このまま終息するのか、大丈夫なのか、と立ち止まってしまいます。天気は良く、暑い、風もなく平和。生活も普通、ただ爆音が轟いているだけ。ボクは山を見てささやくだけ。阿蘇山は大丈夫なんだろうか。

ふきのとう




蕗子、の名前はフキノトウからとりました…。庭のフキノトウ。

夜明け前から、遠雷のように響いています。「きょうは晴れる」と畑に行く気持ちがはやる、のがいつもならば、まるで反対に不安がよぎります。朝陽が昇らずに噴煙で空も大地も真っ黒であったらどうしよう、目に入る灰の異物感が増幅されます。今畑ではレタスやカリフラワー、キャベツなどの種まきの季節です。無事に育つのでしょうか。風もなく穏やかなのに、対策をあれこれと考えながら、出荷の準備をしています。

2015年2月17日火曜日

 種まき用の土を準備します。腐葉土、昨年の温床の腐葉土、堆肥、牡蠣がら、畑の土を混ぜて、苗作りようの土を準備します。とてもたくさん必要です。里山の腐葉土、たのくろ農園の生命線です。これからは種まきの忙しい季節です。

 ごぼうもずいぶん掘りあげました。もうあと一か月分。新しい葉も出始めています。
朝は温かかったのに風が冷たくなりました。「おかしな天気ですね」近所のお店の人に声を掛けてもらいました。推理小説の始まりのようなセリフ。心に染みます。
今年も種まきカレンダーが出ています。毎日の農作業の参考にします。カレンダーは農業にとってなくてはならないものです。何月何日、日付を教えてくれるだけではなく、自然も、人間も、植物も同じ世界に住んでいる、世界を動かすエネルギーを分け合っている、そういうことに気づかせてくれます。星を見て、自分を知る。植物を見て、自分を知る。旅人も、農夫も、詩人も。面白いですね。
 一部,1500円、欲しい人どうぞご連絡ください。

2015年2月16日月曜日

畑の様子

 畑は春の匂い、秋冬の野菜も、にんじんも、カブも新しい根が伸び始めています。もうしばらくは出荷できそうですが、いよいよ季節の変わり目です。冬の野菜はこれから茎を伸ばし、花を咲かせ、種をつける季節です。
 ニンニクやスナップエンドウの畑。
冬の野菜はもう少ししかなくなりました。たまねぎはこれから伸びていきます。行く予定です!
 サトイモは畑に穴を掘り貯蔵してあります。掘り出して出荷です。
 スナップエンドウはなすやピーマンの畝も利用ています。
 最後の大根、今年は最後の大根は太りきりませんでした。


 おたまじゃくしがいます。まだ凍りそうだけれど大丈夫かな。
ハウスの中では少しずつ種まきが始まっています。今からが楽しい種まきの季節です!