2016年4月29日金曜日

宮崎や、広島から、友人たちがやってきます。どんな気持ちできてくれるのでしょうか。ゴミを運んでくれたり、床の泥をふき取ってくれたり、子どもたちに話しかけてくれたり、夕飯の準備を代わってくれたり。ぼくたちはいつものように笑顔をかわし、いつものように仕事を手伝いあい、一緒にご飯を食べる。うれしいです。

 ほんとは茹でるのに時間のかかるものの方がうまい、讃岐うどん、今回は避難所ということもありゆで麺タイプ。






 2杯いただきました!

 こんなときみんなと何を話そう。
食べて、しゃべって、また眠る。明日からは、晴れが続く。気持ちも軽く感じます。
 まだ学校は始まっていませんが、村、先生、保護者、地域の方、さまざまな方の支えで、子どもたちは粘土で遊ぶことができます。
 高校生の美術部の有志。



















避難所から少しずつ、日常へ帰還する人が生まれています。

2016年4月26日火曜日

たのくろ農園です。

  みなさまご心配頂き、ほんとうにありがとうございます。
  たのくろ農園は、とても小さな農園で知っている人は多くは無いでしょう。友人たちに囲まれながら、数十人の会員の皆さまに定期的に野菜をお届けすることで生活しています。田畑の広さも2町歩くらい、今回の地震で7反弱の畑が土砂に埋まりましたが、半分以上が無事に残っています。野菜もちょうど例年通りの端境期のお休みをいただいていたこともあり、出荷の予定に大きな混乱もありませんでした。そして地震があっても、大根、カブ、レタスなど野菜は育つもので、また今年の出荷開始の時期が近づいています。夏野菜の苗も大きくなっています。
 連休明けにはいつもどおりの出荷を始める予定です。それまでは配達のお客様や直接手渡しできる皆さまに野菜をお届けするつもりです。ニワトリ、卵については一部の餌さの調達ができずにいる状態ですが解決をめざし、5月には新しいヒナも予定通り入れるつもりです。
 大きな地震で、深く悲しい経験になっていますが、とくに畑作業に関しては思いのほか早くいつもの作業が始まっています。生活のほうはいまはまだ避難所におり、子どもたちの学校なども再開がいつになるかは未定です。今後の地震の活動、二次的な災害などの心配もありますが、道路、水道、電気、多くの方々の努力で確実に復旧しており、さらに進んでいくでしょう。もちろんぼくたちより深く困難な状況のかたもおられます。
  地震前から細々とした暮らしでしたが、10年前から続けている新聞配達もいつもどおり始まり、地震から10日、元に戻りつつあります。なんとなく気恥ずかしいくらいの、元通りです。
 これからは子どもたちの学校、 自宅への帰還が目標です。家族みんなで安心して眠りたい気持ちです。



 みなさまから、友人から、励ましや応援のお気持ちを頂き、ありがとうございます。何かできることは無いか、という声もかけてもらい、感謝したします。上でも書きましたが、たのくろ農園はほんとうに小さな農園で、細々暮らしはもうおおかた元通りです。ですので、できることならばどうぞもう少し落ち着いたらぜひ阿蘇に、畑に遊びに来てください。もう二年越しの計画である納屋、たのくろ小屋も建てて行きますので、農作業の中心の場、みなとゆっくりと過ごせる場所になると思いますので、遊びに来てください。楽しみに待っています。しかし、そうか、それでもまだ何かできることは無いかというような、なんというかありあまる方、がおられましたら、ぜひ小屋の建設作業のお手伝い、支援をお願いします。4月24日に棟上を予定していましたが、自分自身もまだいっぱいの状態で、数週間から数ヶ月の予定で延期しています。壁張りや、雨樋付け、窓、カーテン、ベット、机、ランプ。音楽、いろいろ皆さまと納屋つくり作業ができることを楽しみにしています。その場がみなさまとの再会の場になることを楽しみにしています。