2015年4月30日木曜日

いよいよ、5月です。

5月になります。端境期で野菜の少ない時期がありました。約一ヵ月半。たのくろ農園では野菜の詰め合わせパックを出荷していますが、野菜が揃わないとき、苦しい気持ちです。でもいよいよ収穫の始まりです。種まきも楽しい作業ですが、収穫もまた農業のうれしい作業。もちろん失敗もあります。虫に食べられたり、土が合わなかったり、草に負けたり、でも失敗と成功はどんなことにも一緒にある車の両輪、どちらか一方ではないです。お野菜、楽しみにしてくださいね。

こちらは恵佳のたのくろ鶏舎ハウス。卵だっていいときも、うまくいかないこともあるでしょう。生きているのですから。大きくなりました。一年です。毎日と、1年。家族のように考えれば、1年を共に過ごした、となるでしょう。
農業にはお米、野菜、果樹、牛、鳥、豚、そば、いろいろな生産物がありますが、多様な、色とりどりの農業がいいですね。お米も、野菜も、鳥も、牛も、豚だって、生産物であると同時に、家族でもあり、ときには神さまのようでもあったでしょう。ひとにとって栄養であると同時に、かけがえのない大切なものであったでしょう。人だって自然の一員。ひとにとって、ほんとうの「パートナー」とは誰でしょう。
とにかく、いろんな農業、世界中に色とりどりの農業、いいですね。


 ぴー、ぴー、と鳴くうちはひよこ。まだひよこです。

ひよこのようなズッキーニの苗。ズッキーニ、大人になってはじめて食べた野菜です。オリーブオイルで炒めて、美味しいです。

皆さま、お野菜、そして卵、お楽しみに。

2015年4月29日水曜日

阿蘇外輪山、北向山。もこもこしています。配達の途中にて。緑にもいろいろ、木陰が気持ちいい陽気です。

2015年4月26日日曜日

ものがたり。

 江戸時代の石橋を渡り、美里町へ。友人の出演するミュージカルを見に行きました。
 「musical びゃっけ」のものがたり。「びやっけ」って何だろう。学び舎の、もののけ。びゃっけ。廃校が舞台のお話。熊本の子どもたちが集まって、みんなで作ったお話です。なつかしい、ちいさな妖怪たちがおおあばれ、そんな場面、その気持ち、ボクも知ってる。あおばも、ふきこも、つむぎも、一瞬も目をそらさずに、くぎ付けです。ひとりひとりが、全身で踊って、歌って、あっというまの物語。学校の百年、そして未来。ほんとうに素敵でした。
子どもたちの即興、ワークショップを通して出た様々なアイデアが詰まっているそうです。
ご紹介です。コチラ→「musical びゃっけ」 劇団 天然木、YMKミュージカル体験クラブ
演劇を見る機会は多くありませんが、このような機会にめぐり合えてよかったです。いつだって、だれだって、だれとでも、新しいものがたり、創造できるのかもしれません。

霜。

 朝です。放射冷却で空気は冷たく、霜が降りています。噴煙も。
 耕したばかりの場所はとくに真っ白。何度でしょう。0℃くらいだと思います。
 ジャガイモは大丈夫のよう。ホッとします。カボチャなども葉が少し凍みているかもしれませんが、大丈夫のようです。
 このところぐんぐん伸びてきています。あとひと月後には収穫になります。
今朝の畑。阿蘇の新緑もきれいです。ゴールデンウィークです。農家にとっては仕事でにぎやかな季節です。でも気持ちいいですね。晴れが続いています。

2015年4月22日水曜日

寝る子は育つ。



朝が来て、夜が来て、ニワトリも眠ります。人も眠ります。晴れて気持ちのいい日が続きます。よくからだを動かせば、よく眠れる。大人も、子どもも。心配が無ければグッスリ。野菜も夜眠り、大きくなります。きのうよりも今日、今日よりも明日。いまはそんな季節です。もうすぐたくさんの野菜の収穫が始まります。
牧草が伸びています。一番草の刈り取りはいつでしょう。風に輝いています。

2015年4月20日月曜日

苗代、たねまき、カレンダー。

 苗代に田植え機用の育苗箱を並べます。
きのうはイネの種まき。ぽっこわぱでの共同作業。蒔き終えました。青シートの下にたくさんの苗箱が準備完了。そして農業用のカレンダーが見えます。きのう、きょうは実の日。奥のホワイトボードの赤いサインが見えます。また旧暦では穀雨です。農業にとっていつ種を蒔くかはとても重要です。暦とは何でしょう。季節を知るために、自然を知るために。カレンダーを見れば、いろいろなつながりが見えます。自然とのつながり、社会とのつながり、仕事、約束、記念日、思い出、経済。遠い未来、近い未来に向けて、計画を立てて、予定を立てる。秋の収穫を目指して、良い生育を思い、いま種を蒔きます。
 ひとはみな「今」を、過去、現在、未来と組み立てて生活しています。こどもは圧倒的に「今」を生きています。大人は未来に向かったり、過去を振り向いたり。今日という日も、人それぞれ同じように見えて、月曜日であったり、20日であったり、明日の前日であったり、特別な日であったりするでしょう。
 カレンダー通りにいかないこともあります。それでも全体的にうまくいくように生活したいですね。
天気にもよります。雨が続いて種まきが遅れることもある。子どもの学校の行事で作業もお休みにもなる。もちろん腰を痛めて寝ていなくてはいけないこともあります。売り上げを伸ばすために、無理することもあります。いろいろありますが、農業からすると、やはり種まきはとても大切です。毎年の経験、その経験の積み重ねもありますが、「やっぱり、今日、蒔こう。」そう思うことがとても大切だと思うのです。
  どんな仕事でも同じかもしれません。作業や準備を重ね、集中力が高まっていく、そして現実に投げかけ、社会で共有する。結果が出て経験になる。農業にとっても、カレンダーは欠かせません。春は種まきの季節ですが、カレンダーを通して、気持ちが畑に集中していく感じがとてもいいです。カレンダーを見て、それに合わせていく受身の気持ち、そしてカレンダーの向こうにある自然、世界、そういうものに自分から向かっていこう、そういう前向きな気持ち、同時に感じられるのです。

2015年4月18日土曜日

晴れれば、野菜も元気になる。

四月の前半は雨の多い、肌寒い日が続きました。でも、晴れれば、きっと、これからは野菜も元気に大きくなります。


雨の前に、たくさんの苗を植えていきます。








第二弾のかぼちゃ、ズッキーニなども植えていきます。あぁ、もう夕方です。

2015年4月17日金曜日

コメ、とイモです。

 いよいよ田んぼの季節です。水を引き、代を掻き、鏡のような景色が広がるでしょう。はるか南方から伝わった稲。毎年のことですが、お米を育てる、その風景、原風景ともいえるようなものを見る思いです。
 こちらは里芋、同じように南方から伝わった作物です。主食にもなりうるものです。里芋も植え付けの季節を迎えています。食べ物と暮らし、食べ物と社会は切っても切れない関係があるでしょう。複雑な現代でも、何を食べるか、という視点から見えてくるものは多いでしょう。なぜ、イモではなくて、コメを主食にしたのでしょう。コメやイモで繋がれているいのち、ゆるやかに伝わることもあれば、切実に伝わり、栽培された作物だったでしょう。コメ、イモ、そうソバだって。もっともっといろいろですね。同じように見えて、異なる食文化をつむいでいる人たちも、今もいるでしょう。
 ボクはときどき道端の草を口にくわえます。癖です。手持ち無沙汰なときに、細い草をくわえて食べています。意味のない癖です。強いて言えば親父譲りの癖で、子どもの頃、父親が良く草をくわえているのを覚えています。
 野菜ではなく草を食べて生きていけるのなら、いいですね。笹なんかをムシャムシャと。分解して吸収できれば栄養になるでしょう。パンダのように。何を食べるか、草をくわえながらぐるぐると考えていくのは楽しいです。



2015年4月11日土曜日

畑の様子。

 たのくろ第一圃場、手前が苗のハウス。このところずっと苗で満員です。奥に小さく見えるのが第二圃場。
 キャベツやレタスが大きくなっています。
 最初のレタスはもう少しです。
 ジャガイモも芽が出ています。中耕、土寄せを繰り返します。
 第3圃場は冬の野菜のありましたところです。玉ねぎが植えてあります。新しい圃場なので玉ねぎの生育が…もう一歩。でもこれからがんばって、しまりのいい良品を狙っています。
 段下のはたけも玉ねぎです。第4圃場。
 がんばれ。
 桜はもう葉が伸びて、これもきれい。
 いよいよ田んぼの季節です。畦の蓮華。イネの播種を19日に予定しています。苗代を準備しなくてはいけません。
あちこちの畑をせわしなく回っています。つまり若干仕事が押しています。そんなときはひよこを見てぼーとするしかないですね。上の写真は紬ちゃんが植えたサニーレタス。「火山レタス」です。限定一株。
こちらが阿蘇中岳の噴煙。最近雨に混じり降灰が多いです。安心できないなーと感じています。