2015年4月17日金曜日

コメ、とイモです。

 いよいよ田んぼの季節です。水を引き、代を掻き、鏡のような景色が広がるでしょう。はるか南方から伝わった稲。毎年のことですが、お米を育てる、その風景、原風景ともいえるようなものを見る思いです。
 こちらは里芋、同じように南方から伝わった作物です。主食にもなりうるものです。里芋も植え付けの季節を迎えています。食べ物と暮らし、食べ物と社会は切っても切れない関係があるでしょう。複雑な現代でも、何を食べるか、という視点から見えてくるものは多いでしょう。なぜ、イモではなくて、コメを主食にしたのでしょう。コメやイモで繋がれているいのち、ゆるやかに伝わることもあれば、切実に伝わり、栽培された作物だったでしょう。コメ、イモ、そうソバだって。もっともっといろいろですね。同じように見えて、異なる食文化をつむいでいる人たちも、今もいるでしょう。
 ボクはときどき道端の草を口にくわえます。癖です。手持ち無沙汰なときに、細い草をくわえて食べています。意味のない癖です。強いて言えば親父譲りの癖で、子どもの頃、父親が良く草をくわえているのを覚えています。
 野菜ではなく草を食べて生きていけるのなら、いいですね。笹なんかをムシャムシャと。分解して吸収できれば栄養になるでしょう。パンダのように。何を食べるか、草をくわえながらぐるぐると考えていくのは楽しいです。



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