地区の老人会の皆さまからの呼びかけで、小さな集いがありました。老人会と子ども会。子どもたちに戦争のお話を聞いてもらいたい、という思いです。
短い時間の中でしたが、皆この話しを伝えたい、小さな紙に手書きのメモ。話し始めたらもう、皆の「そうだったよね、そうだった」と。空襲や、学校や、食べもの、きもの、ぞうり、穴の開いた弁当箱、黒く染めたブラウス。竹やり、防空壕。「今から思うと、夢のようだね」と。
もう少し早く終わっていれば、と今思います。と。カボチャの茎を食べました、ススキの穂や松ヤニを供出したんだ、供出ってわからないかな。
昔は分散教室といって、普通の屋敷の蔵で、それぞれ机を運んで勉強しました。戦時中教員だったおばあさま。
ゴボウの葉の間に母親と息を潜め、戦闘機から隠れたんだよ。
今の時代では聞くことが出来ないでしょう、と兵隊さんの歌をきかせてくれました。
ボクは実家を離れて小さな家族で暮らしていますが、自分が聞いてきたように、お茶の間で昔の話を聞かせてくれるおじいちゃん、おばあちゃんがいればなぁ、と思うことがあります。今回は子どもたちにとって、そしてボクにとってほんとうに貴重な時間になりました。
みなさま、ありがとうございます。
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