2022年4月14日木曜日

 今年度の高森町にある森のようちえん「おてんとさん」スタートです。

 今年は小さな子が多いというお話でしたので、どんなふうに「畑」のお話ししようか考えました。子供たちの様子を眺めながら考えました。そして「おうち」と「おそと」という話をしました。

 

耕太さんなぞなぞ、「おそとなのにおうちなのはどこでしょう?」

こどもたち「おにわー!」

耕太さん「正解!。そしてもう一つの答えは、はたけ、でーす。」

 

 はたけにはお野菜があります。お野菜のお家が畑です。みんながお家でご飯を食べるように野菜も肥料や、お水をあげましょう。みんながお布団で眠るように、お野菜にもふかふかの土のベットや、草のお布団をかけてあげましょう。畑は、おそとなのにおうちです!

 そして、畑にはたくさんの生き物がいます。アリも、おてんとうさんも、みみずも。みんなのお家です。お野菜も虫のお家です。みんなのお家が楽しいお家になるようにお世話をしてあげましょう!

 

 こんな説明をしました。畑の作業も、こどもたちが自分のお家で過ごすように、ご飯を食べたり、お布団で眠ったり、そういういつもの暮らしの眼差しで、子どもたちと畑を見れば、わかりやすいナーと感じました。

 「おうち」と「おそと」というのはいろいろと考えるきっかけになります。大人と子ども、主体と客体、自分と他者、その区別をズラしながらいろいろ考えるというのは面白いです。外だと思っていた物や事が、内だったり、誰かにとって外のものが、誰かにとってうちだったりします。そしてどっちにしてもその空間は大切な誰かにとっての、つまり誰のものでもないけれど、みんなの生活の場であると思います。


 それぞれの「おうち」

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