たのくろ散歩道
2020年1月3日金曜日
風が沖の波のように吹き、一本の糸と、細い竹ひご、新聞紙。ひとつの凧で、風をつかまえる。
次の瞬間、風が吹いて、再び凧が舞い上がる。もうすこしあがれば、もう少しあがればきっといい風が吹いている。そう想像。
凧だけじゃないね、ひともうまくやらないと、青葉が目を輝かせて、腕を振る。
勢い良く伸びる糸を、包むようにしっかりと握って、指先に風の感触が伝わっている。
青葉の気持ちが伝わっている。
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