2016年1月8日金曜日

落ち葉を集めて。

  道ばたの落ち葉をかき集めて温床を仕込みます。温床に使った落ち葉はやがて腐葉土として種まきや、苗を育てる土になります。季節の中で形を変える植物を利用するのは農業の一つの技術で、落ち葉集めも欠かせない農作業です。農業ではそういう植物の形態の変化を「収縮」と「拡散」と呼ぶことがあります。木々が広げた葉、葉が枯れて積み重なり、やがて土になる。そういう変化です。植物自体もタネから芽を出し、葉を広げ、茎を伸ばし花を咲かせる。そして実をつけタネを残す。そういう成長を、「収縮」と「拡散」を繰り返す、というときがあります。農作業はそういう言ってみればリズムのようなものをとても大切にしています。
 クヌギやミズナラ、サクラ、マツなども混ざっています。


出荷も始まっています。皆様今年もどうぞ楽しみにお野菜お待ちください。

2 件のコメント:

  1. 陰陽での収縮と拡散ですね!僕も農作物には陰陽を求めて奉仕しています。自然界のリズムとは縮むか伸びるか。寒いか暖かいか。根を伸ばせるか伸ばせないか。葉を拡げられるか隠すか。その陰陽の仕草一つ一つを手当の出来る仕事人が農民だと思います。机上で利益を計算して太平洋に面する土地の農産物を循環させようなど愚かしい事です。僕らですら阿蘇谷に面する土地の農産物を循環させられないのに。そんな事にエネルギーを費やす事からの無意味さを伝える為の生業として僕も今年も販売に魂を注ぎ込みますので、どうぞよろしくお願いします。今年の卵も最高に美味でした♡

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  2. ロック農民店長、昨年はお世話になりました。今年もよろしくお願いします。
    陰陽の仕草、最高にシビれます。いい言葉だ!ほんとうに販売も農作物の交通の要ですね。今年も一緒に熱い何者かを、育て、拡散していきましょう!では。

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